大熊文庫について

 

大熊文庫の求めているもの

大熊文庫はみなさまの声をさまざまな形式で掬い上げるプラットフォームです。

万葉集の制作過程になぞらえてみました。

 

比較項目

古代:『万葉集』の構造

現代:大熊文庫

発議者・意志

(なぜ始まったか)

天皇・朝廷

・激動の時代(大化の改新や壬申の乱)を経て、国家の基盤と日本人の心の統合(アイデンティティ)を形にするため。

『ふくしま100人の歌』へ

・震災・津波・原発事故から15年という激動の節目に、地域の知のインフラと「福島のフィロソフィー」を永続化させるため。

取り組んだ人

(誰が編纂したか)

大伴家持(おおとものやかもち)など

・自らも歌人であり、強い情熱を持って各地の歌を蒐集・分類し、生涯をかけて編纂した。

編集委員会

・独自の美意識(DTP・デザイン)と「自分がやらねば誰がやる」という圧倒的な使命感を持つ主宰者。

成立年代・時間軸

奈良時代末期(8世紀後半)

・約130年間にわたる歌が収められ、長い時間をかけて熟成・完成された。

令和8年(2026年)~

・震災後15年の「今」から始まり、天神原遺跡(2000年前の棺)から未来の先端技術までを繋ぐ。

集めた地域

(どこの言葉か)

日本全国(東国から九州まで)

・都(奈良)だけでなく、陸奥(東北)から防人の島(九州)まで、風土の多様性を網羅した。

福島12市町村(浜通り中心)

・大熊、浪江、広野、南相馬など、被災と復興の最前線にある12市町村の濃密な地域。

集めた人たちの身分

(誰の声を拾ったか)

老若男女・全階級(天皇から防人まで)

・天皇、貴族、防人(東国の名もなき農民)、遊女、乞食まで、あらゆる階級の声が平等に並んだ。

老若男女・全立場(当事者から移住者まで)

89歳のおばあさん、元原発作業員、農家、新たに出来たロボット会社の社員、学校の子供たち、後から来た移住者。

内容・表現の本質

剥き出しの「生(いき)の言葉」

・綺麗な教養としての歌だけでなく、絶望、恋、生活の苦しみ、故郷への未練など、人間の本音が刻まれた。

整わない「歌にならない言葉」

・五・七・五や起承転結には収まりきらない、喉の奥から漏れ出た「音」、沈黙、葛藤、未来への決意。

内容形式

(メディアと文体)

木簡・巻物 短歌・長歌・旋頭歌など

・当時の最新の記録媒体である木簡や和紙の巻物に、五七調の定型詩を基本としながらも、防人方言など多様な歌体で記録された。

(※当時は文字で書かれると同時に、すべて**「声に出して詠み、歌われるもの」**であった)

書籍(Amazon POD 自由文・音楽・YouTube配信

・デジタルパブリッシング(POD)による**「永続的な書籍(自由文・詩・生の語り)」を核とする。

・さらに「音楽」や「YouTubeによる動画配信」も併用し、そのための歌詞や楽曲自体も地域から広く蒐集・制作する。文字と音声を融合させ、多角的な「言葉のアーカイブ」を構築する。

⚫️今後の目標

まずは、編集方針に乗っとって、「ふくしま100人の歌 詩画集 歌にならない言葉」 発刊

1、地域の郷土史作成
2、地域の文化活動発信
3、地域の個人の生の声を拾い上げ、HPと書籍で配信